Ｑ.亡くなった父親の年金は相続できるのでしょうか？
Ａ.遺族が請求しなければもらえない。

● 勘違いしがちだが、故人の年金は、遺産としては相続できない。

● ただし遺産の中で受取人の優先順位が決まっており、「遺族の一時所得」として、所得税がかかる。

● 年金は亡くなった月の分まで受給できる。
たとえ１０月１日に亡くなっても、１０月分の年金は満額支給される。

● これを受け取ることができるのは誰なのか。
配偶者、子、父母、孫、祖父母、兄弟、３親等以内の親族の順で
請求できる優先順位が決まっている。

●大事な要素は生計を同じくしているかどうか。

●最も優先順位が高くなる可能性があるのは配偶者で、続いて同居していたり、介護していたりした子になる。

●年金の支給が２ヶ月毎ということも注意したい。
年金支給日は偶数月の１５日。
たとえば先の例で父親が１０月１日に亡くなり、１５日の年金受取目前に父親の口座が凍結されてしまえば、８月分と９月分の年金が受け取れない場合がある。

●だが、これも１０月分同様、遺族が請求すれば、もらうことができる。

●ただし、口座凍結されずに振り込まれた場合も、請求が必要になる。

● 請求を怠れば、返納しなければならないこともあるため要注意だ。

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根源的な疑問を解決し、遺産相続を解決しましょう！おとなの週刊現代2019Vol.１より